ボドゲ会考①

今まで様々な観点からボドゲ会のあり方・ボドゲ会とはを考えてきたが、コロナという要素が加わったことにより新たな考察が必要と思われるので、今回は原点であるコミュ障・人見知りとボドゲ会の関わり方とコロナを絡めて考察していきたいと思う。

1.コロナによるボドゲ会運営の困難さとコミュ障・人見知り
ボドゲ会(オープン会)の開催場所は基本的に公共施設やボードゲームカフェと考えられるが、大多数は公共施設の部屋を利用している。ただ、今はコロナが猛威を奮っており不特定多数の人が集まるボドゲ会には部屋利用の許可が出しづらくなっている状況だ。現に利用目的を制限している公共施設もあるようだ。緊急事態宣言が解除された今でも、公共施設は注意を緩めていない状況である。
従来の運営方法で開催するのは非常に困難なため、ボドゲ会運営者は様々な方法で開催に漕ぎ着けているようだ。
①不特定多数の人は呼ばず、内輪だけで開催
②従来の参加者数を大幅に絞り、内輪に絞らず開催
③ソーシャルディスタンスを保ちながら開催
が挙げられる。
ここで問題なのがコミュニティに入っていない参加者層だ。
②の運営方式なら参加は可能だが、①の運営方式だと非常に参加は難しいと思われる。
ここで私が挙げた、コミュニティに入っていない、入れていない参加者層とは所謂コミュ障・人見知りと呼ばれる人々である。
そもそも、コミュ障・人見知りが不特定多数の人が参加するボドゲ会に参加するのか?という疑問が生じるかもしれないが、実はそういった人も一定数存在する。ただし、その特性から会外では交流もなく、仲もそんなに良くないことが多い。
従来の運営方法ならこういった人々も気軽に参加することができた、ただし現在の状況では会に参加すること自体困難になっているのだ。②③の運営方式ならまだ参加はできるかもしれないが①はかなり厳しいと言える。毎回特定の会に参加していたとしても内輪とは見做されておらず、いざ①の運営方式を取ると開催すら知らないということが起き得るからだ。悲しいことだが、これが現実だとも言えよう。
ゲームだけ参加してそれ以外の交流を避けているようではコミュニティ形成はうまくいかない、いつまでも打ち解けずゲームだけ参加して帰るということが続くだけである。いざこういう事態になると馴染みの会が①の運営方式を取った時、声をかけられることもなく開催すら知らずにボドゲ欲を抑え込むしかない。
私はかねてから述べているようにコミュ障・人見知りとボドゲ会は親和性があるようでないと、コミュニティに入れていないためいざこういう事態になると何の情報もなく取り残されてしまうのが今回のコロナでより鮮明になったと考える。

今回はここまで、更に様々な観点で考察していきたいと思う。